「よつば」です。
蚊取り線香じゃなくて、ぶたなんだな。
ということで、「当事者から見た視覚過敏」について書いていきたいと思います!
ネットにありふれた記事にならないよう、なるべく「当事者目線」の内容を取り入れて書いていこうと思っています。
よつば自身の体験として、「こんな感覚過敏がある」「こんな困りごとがある」「こんな対策がある」と、色々書けることがあります。
- 一般的に言われていることだけだと少し腑に落ちない
- 探している情報が見つからない
そんな人たちの探しているものが、もしかしたらこの記事に落ちているかもしれませんよ!
この記事の目次 [隠す]
感覚過敏とは?
読んだままの意味とも言えますが、感覚が鋭く、過敏になっている状態のことです。
主に、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の過敏性について語られることが多いです!
他人よりも光が眩しく感じる、音が大きく聞こえる、というようなことですね。
これだと語弊があると思うので補足しますが、感覚の過敏さゆえに、集中を阻害されたり、パニックになってしまったり、場合によっては頭痛や吐き気などの身体症状が出ることもあります。
なので、「ちょっと敏感なんだね」という程度の捉え方でいると、感覚過敏の人は困ってしまうかもしれません。
そこには注意が必要です。
理解することは難しくても、理解しようとする姿勢は必要かもしれません。
視覚過敏
よつばにも視覚過敏があります。
そこまで重度ではないと思いますが、参考になる人もいると思うので書いていきます!
- 日の光がかなりまぶしい
- 蛍光灯の光もまぶしい
- 間接照明もちょっとまぶしい
- テレビ、パソコン、スマホのディスプレイも全部まぶしい
- 動くものに過剰に反応してしまう
- 人混みなどは目移りするので疲れる
目立つのは「まぶしさ」ですね。
反射でちょっと目を逸らしてしまいます。
視覚過敏の世界はまぶしすぎる
まず最初に言いたいのは、「世界まぶしすぎる!」ということですね。
朝日を浴びようものなら浄化されてしまいそうです。
「うわああああ!」と大声を上げたくなるような、そんな感覚にすらなります。
まぶしいだけならまだ我慢できますが、まぶしさってなぜか「痛み」と直結してるんですよ。
光を見ると、目からなにかが刺さるように、頭までズキズキと痛くなってしまいます。
普通の人でも太陽光を直視したら、少し痛いような感覚になりそうなのですが、それが頻繁起こるようなイメージでしょうか。
わかってもらえるかはちょっと疑問ですが、よつばにとって光は、結構トゲトゲしくて痛いもののイメージなんですね。
コンビニの光とか相当まぶしいですよね。
夜でもサングラスをかけたくなります。
視覚過敏によるまぶしさの対策
まぶしいことを我慢していると、頭痛や吐き気などもやってくるので、絶対に我慢はしない方がいいです!
なにか対策を取りましょう。
- 【王道】サングラスをかける
- 光をみない・やわらげるように工夫する
もうこれを言ってしまうとおしまいという感じですが、サングラスをかけるのが一番手っ取り早い対策です。
まあ、よつばはサングラス使いませんが……。
でも車に乗っていて逃げ場がないとか、そういう場面では欲しくなります。
ということで、普段から心がけているのは「光をみない・やわらげる工夫」という部分ですね。
さて、視覚過敏の人なら、多くの人が「不眠」にまつわる悩みも持っているのではないでしょうか?
単純に、ちょっとした明かりでもまぶしいので、眠りが浅くなったり目覚めたりしてしまいます。
なので、よつばは寝るときは必ずアイマスク着用です。
これがないと、死にます。
また、普段から、自宅にいるときはカーテンを極力閉めていたり、間接照明を使ったりもします。
パソコンやスマホのバックライトも極力暗くしています。
視力の違いもあるとは思いますが、やはり光に対する感覚も違うと思います。
スマホをよく使う人におすすめの対策
スマホをよく見るという人はぜひ参考にしてほしいのですが、スマホに貼るフィルムを変えるだけで、光のギラツキがぐっと抑えられます。
「ノングレア(アンチグレア)」というタイプのフィルムを貼ると、いい感じに薄暗くなってくれます。
反射もあまりしないので、自分の顔が映ったりもあまりしませんし、外での太陽光の反射なんかもかなり抑えてくれますよ。
上の画像で、光の反射の仕方が全然違うのがわかるかと思います!
視覚過敏とは関係ありませんが、指紋もつきにくくべたべたしないので、常にサラサラな状態で操作ができます。
スマホの操作で、指が突っ張ってしまってやりづらいという人にもおすすめですね。
よつばは汗も油もよく出る、しっとりしがちの体質です。
スマホに指が引っかかってフリック入力に苦戦していたら、ノングレア(アンチグレア)というタイプのフィルムがあることを知りました。
これが偶然にも、光のぎらつきも抑えてくれる最高のアイテムだったんです。
デメリットとしては、映像の鮮明さは多少落ちてしまうことでしょうか?
(※画像は薄暗い部屋で、どちらのスマホも光量を最低値にしたときの状態です。)
ただ、これは視覚過敏で悩む人にとっては関係ないことかもしれません。
いくら鮮明な映像でも、あまりにもギラギラと光っていたら直視できませんので……。
なのでよつばにとってはデメリットではないです。
視覚が過敏すぎる影響?不眠について
前項でもさらっとふれていますが、不眠についてです。
「まぶしくて眠れない……」ということの他にも、影響を及ぼしているものがあるのではないかと、よつばは疑っています。
ブルーライトの影響が大きい?
「パソコンやスマホから出るブルーライトというやつが、なにやら目によくないらしい」というような話は、みなさんも一度は聞いたことがあるかと思います。
ブルーライトに関する意見は不確かな部分もあるので、ちゃんとしたことは言えないのですが、簡単にいうと「目がすごい疲れるよ」ということらしいんですよ。
不眠に対する影響があるとかないとか……。
「ブルーライトカットなんて無意味!」というような記事も読んだことがありますし、一体なにを信じるべきなのか。
みなさんは、なにを信じますか?
はい。
いいですね?
そうです、よつばです。
よつばを信じてください。
えー、ちょっとおふざけが過ぎましたが、要するに「よつばの体験を信じてください」という意味です。
これはよつば個人の考えでしかありませんが、視覚過敏の人ってブルーライトの影響も強く働くような気がするんですね。
よつばは常に不眠で、毎日眠剤を飲まなければ眠れません。
なんなら眠剤があっても、ときには眠れません。
そんな体質ですから、ものは試しと、「ブルーライトカット」にもめちゃくちゃ力を入れているんです。
まずはブルーライトカットのメガネですね。
視力はいいのでメガネはいらないのですが、ブルーライトカットのためだけに用意しました。
午前中はともかく、午後、遅くとも夕方の17時頃くらいから常時かけるように心がけています。
前項での対策とかぶっている部分もありますが、あとは色々なものの光量を落としています。
パソコン、スマホ、部屋の明かり……。
パソコンやスマホに関しては、ディスプレイの設定で「ブルーライトカットモード」というようなものがあるので、それを設定しています。
ちょっと色味は変わってしまうのですが、慣れたら違和感もなくなってしまいますね。
このように、色々なブルーライト対策をしてみたところ、少し変化がありました。
はっきり言ってしまうと、「劇的に不眠が改善!」ということは、まったくありません。
でもなんとなく、自然な眠気が訪れることが増えたような感覚があるんですね。
不眠が強すぎて普段あくびもほとんどしないので、これは大きな変化だなと思っているんです。
変わらず眠剤は必要ですが、「眠剤を飲んでいるのに眠れない」という回数は少し減っていると思いますし、多少効果はあると思います!
視覚過敏は動くものにも反応してしまう
普段のよつばであれば、ここで最適な画像を貼るところですが、虫の画像を見ていただけで失神しそうだったので諦めました。
「虫の画像貼れよ!!」という人はなかなかいないと思いますが、いても勘弁してください。
虫が本当に嫌いなんです。
視覚過敏だと動きが予測できないものが苦手
なぜ「虫が嫌い」などと言い出したのかといいますと、視覚過敏と関係あると思ったからです。
自分でもどうしてこんなに虫が嫌いなのか、よくわかっていなかったのですが、考えてみると「視覚過敏のせいなのでは?」と思う部分がたくさんあるんです。
視界のなかで予測できない動きしますよね?それが原因なのではないかと……。
私はこの世のもので「虫」が最高に苦手なんですが、視覚過敏が原因な気がしています。
死んだ虫はさほど不快ではないんです。
視界の中を不規則に動かれるから不快なのかなと。
なので飛ぶ虫が特に苦手です。「視覚過敏かな」という自覚のある他のみなさまはどうですか?#発達障害 #ASD #ADHD
— よつば@ASD/ADHD/双極 (@Yotsuba_ddsit) August 24, 2019
一応、視覚過敏の自覚がある人に回答してもらうようお願いしました。
すると、「虫は苦手」「虫はどちらかと言えば苦手」だけでも75%という高い数字。
解答閲覧用の投票で10%もっていかれているので、除外すれば約83%くらいの人が「虫が苦手」と解答していることになります。
サンプルは少ないのですが、発信力がまだまだ足りないのでこれが限界でした……。
また、投票数もそうですが、リプライも多かったのが印象的です。
「虫が嫌いなんてレベルじゃない」「発狂しそう」というような、よつばとしては全力で共感できるリプライが寄せられていました。
このことからも、「視覚過敏の人は虫が苦手な人が多い説」はなかなか有力な考え方だと思いました。
視覚過敏の人は、ものの動きに敏感です。
なので、予測不能なものの動きには翻弄されたり、驚いたりしてしまうのだと思っています。
車や歩行者の動きはある程度予測できるので、そこまで気にならないのではないでしょうか?
でも、もし歩行者が方向転換して自分に向かって来るように見えたりしたら、「ビクッ」となるのだと思います。
当事者から見た視覚過敏、さいごに
当事者からみた視覚過敏、いかがでしたでしょうか。
「そんなことは知ってるよ」という情報もあったかもしれませんが、少しは意外な情報もあったのではないでしょうか?
発達障害の症状の中で、感覚過敏はまだまだ情報が少ないと思いますので、一人でも多く人の助けになっていれば幸いです。
それでは、これで記事を終わりたいと思います。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました!