「発達show街」の「よつば」です。
蚊取り線香じゃなくて、ぶたなんだな。
ADHD当事者として、体験や体感を含めて情報を載せていきたいと思います!
なので、他ではあまり書かれていないようなことも書けると思いますよ!
この記事の目次
多動性は子どものADHDによく目立つ
ADHDの多動性は、子ども頃によく目立ち、成長と共に症状が目立たなくなっていくというようなことが言われています。
間違いとは思いませんが、経験から言っても多動性の症状がなくなることはないと思います。
成長とともに目立たなくなるというのは確かにそうだと思いますが、ADHDの症状が和らいでいくわけではありません。
そもそも子どもって、大人より多動ですよね?
もともと多動な子どもにADHDの多動性が乗っかることで、相乗効果が働いてしまっているわけです。
なのでADHDの症状に全く変化がなくても、大人の落ち着きを手に入れるだけで、少し症状が和らいだように見えます。
さらに言えば、発達障害というのは脳の発達に障害があることが原因で起こると言われています。
子どもの脳はまだ発達途上なので、発達障害者に近いような行動を示すことが多々あるんです。(よつばには執筆時点で4歳目前の娘がいますが、幼児の行動は本当に発達障害者に近いなと思わされることが本当に多いです。ちなみに療育を勧められるようなこともなく、健康にすくすく育っています。)
そのため、成長と共にほとんど定型発達の人(発達障害ではない人)との差がわからなくなるような人もいますし、そこまでではないにしろ、高い確立で成長がADHDの症状を和らげる助けをしてくれます。
その他にも経験や学習によって症状が緩和されるなどなど……、挙げるときりがないのでここらへんでやめておきますが、多動性が子どもの症状かのように語られるのにはこのように様々な理由があるわけです。
大人になると治るというわけではない
そしてここから本題になりますが、大人になって息を潜めたと思われていた多動性の症状ですが、実は根本的な部分は何も改善されていないので症状は思いっきり残ります。
発達障害というものは基本的に産まれたとき(ごく幼いとき)から、死ぬまで治ることはありません。
多動性の症状も「子どもの頃に特に目立つ」という特徴があるだけで、大人になったら治るという意味ではありません。
多動性の症状とは?
- とにかく落ち着きがない。じっとしていられず、学校の授業中などであっても着席していられないなどの行動が目立つ。
- 口数が多い。相手の言葉を待てず、しばしば話に割り込むように話してしまうことがある。
これはほんの一例ですが、よく言われている症状というとこのような内容になるかと思います。
いずれも子どものADHDで目立ちやすく、大人になるとこのような症状は緩和する可能性が高いです。
よつばも自覚していなかった時期がありました。
不眠というおそろしい症状が存在する
ADHDの人は寝すぎて困っている人もいますが、一方で不眠で困っている人もたくさんいます。
「不眠」と聞いて、当てはまるけどADHDとの関連性に気付いていなかったという方は要注意です。
また、ADHDのお子さんをお持ちの方がもしこの記事を読んでいたら、お子さんに不眠の傾向はないか一度確認してください。
よつばは実際に幼少の頃から不眠の傾向があり、小学校低学年くらいの頃にはベッドを上で夜を明かして、鳥のさえずりなんかに絶望していました。
これがまた頑固な不眠であり、大人になって本気で不眠に悩み始めた頃には割と手遅れでした。
処方された睡眠導入剤を、どれだけ大量に胃に流し込んでも眠れません。
ありのままを伝えたら、当時の主治医には「そんな飲み方をしていたら死ぬ」とまで言われる始末です。
※本当に死んでしまうかもしれませんし、自分に合わない薬をいくら大量に服薬したからといって眠れるわけではないので、絶対に過量服薬はやめてください。
人はあまりに眠れない日々が続くと、まともな思考すらできなくなるみたいです。
この記事を読んでいる人は、軽度の不眠であっても軽く考えずにしっかりと対処してあげてください。
体は悲鳴をあげています。
既に重症化して困っているという人は、ADHDの症状が原因で不眠になっているのであれば、この記事がヒントになるかもしれません。
頭の中の多動という症状
さて、だいぶ寄り道をしてしまった気がしますが、多動性症状の根幹とも言える部分について書いていきます。
大人になっても変わらない症状であり、不眠にも直結する症状です。
頭の中の多動。
簡単に説明するなら「ついあれこれ考えてしまって、考えごとで頭の中が落ち着かない」という感じになるでしょうか?
「そんなことか」と思った方もいるかもしれませんが、これがとてつもなく厄介で、実際に様々な症状を生み出しています。
- 会話が頭に入ってこない。1対1で会話しているのに「ごめんもう1回話してくれない?」というような問いかけが多い。もしくは理解していないまま適当に誤魔化している。
- 集中できない。本を読んでいるのに、他人の会話に耳をすませてしまったり、なにかと気が散って全く本が進まない。
- 眠れない。眠ろうとすればするほど思考のループにはまって眠れない。なぜ眠れないのかを一晩中考えていることもあるほど。
具体的に言うとこのようなことが症状として考えられます。
これにはADHDのもつ「過敏性」や「過集中」という要素も重なってくる部分がありますが、この記事では割愛します。
頭の中の多動はあまり目立たず、他人からも指摘されにくいので見過ごされがちです。
ですが、このような症状は確実に存在しています。
子どものADHDのような、目立つ症状が際立っている場合、このような症状は余計に目立たくなり見過ごされてしまいます。
ありがちなケース
ありがち……かどうかは正直なところわからないのですが、よつばにとってありがちな例を1つ上げておきます。
- ほんっっっっとに話を聞いてない。
例えるなら相手のセリフがブラックホールに吸い込まれてるのかなって感じですかね。
ひどいときは、話がそもそも存在していたのか、こっちが疑いそうになります。
子どもとか、旦那さんとか、部下とか、「ねえ、話聞いてるの!?」と言いたくなることが誰しもあると思うのですが、それ、本気で話が頭に入っていない可能性があります。
よつばは、自分に発達障害があるとわかって、症状のことなどをたくさん勉強して、自分と向き合って、分析して、少しでもコミュニケーションを円滑にするために心がけて自分を改善していこう……そう思って数年経ちました。
そのおかげもあって「あ、いま話飛んだ気がする」と思ったら、なるべく早く思考を軌道修正して「ごめんもう1回話して」と素直に言えます。
そうです。
めちゃくちゃ努力してもこのレベルなんです。
これがもしADHDの自覚もないような時期であれば、「なるほどねー!(なんの話だっけ。まあいいや)」という感じでやり過ごしてましたね。
なのでADHDの人とか、予備軍の人とか、そういう人が周囲にいると「こいつ……」って思うこともあるかもしれませんが、それは許してあげてください。
親しい人であればむしろ指摘して、改善に向かわせてあげてほしいですね。
他にもあるプチ多動性
多動性の症状で一番厄介なのは頭の中の多動かなとよつばは感じますが、大人になっても消えることのない症状は他にもあります。
ただ、一見大したことなさそうに聞こえると思うので「プチ多動性」というかわいい名前を付けておきます。
- 仕事中にも関わらず、ボールペンをカチカチさせる行動が止まらない。しかもしばらく無自覚でカチカチさせており、相当耳障りだと思われる。
- 顎が痛くなるほど歯を食いしばってしまう。これまた無自覚で、気づく度にやめるものの顎にダメージが残るくらい歯を食いしばってしまっている。
- 激しめの貧乏ゆすりが止まらない。やめるとむしゃくしゃするのでこれくらいはいいだろうと思い、全力で貧乏ゆすることも。
書いておきながら「プチ」で済むのか微妙に疑問ですが、個人的にはぎりぎりプチなんじゃないかと思います。
こういった症状も多動性の影響が無視できません。
ほとんどが無自覚でやってしまっているため、気をつけてやめるということが出来ずに地味に苦しみます。
仕事中にボールペンカチカチ鳴らしてるなんて完全に悪目立ちしてると思うのですが、対策はボールペンを使わないこととか、それくらい思いきったことをしないと意味がないですね。
ADHD「多動性」まとめ
多動性は子どものADHDで目立つものの、大人になったからといってなくなることはありません。
また、目立つ症状に隠れがちですが、頭の中の多動という悪魔がいつも悪さをしています。
悪魔として貼るのはおかしいんだな。
多動性はADHDの他の特性でもある「衝動性」との合わせ技で、衝動的に多動したりするのでなかなか歯止めがきかない部分があります。
よつばのように自分をプチ制御することは可能ですが、根本的な解決となるとなかなか難しいところです。
ADHDは幸いにも、症状を緩和させる薬がありますから、あまりにも症状がひどい場合は薬の服用も視野に入れるといいかもしれません。(同じ発達障害であるASDには、薬がないんですよ!)
ちなみに薬は代表的なものに「ストラテラ」「コンサータ」などがありますが、効果には個人差があったり、副作用がきつくて服用が続けられない人もいるので、薬に期待しすぎるのは注意してください。
記事の中で不眠の話題に触れましたが、よつばは結果的にストラテラという薬で、劇的に頭の中の多動がおさまり、不眠がかなり改善されました。
ADHDが原因となる不眠は、睡眠導入剤ではなくADHDの治療薬の方が高い効果があるということですね。
さらに言えるのは、このことからもADHDが不眠を引き起こす例は確実にあるということです。
さて、ちょっと意外な多動性も色々あったと思いますが、これで解説を終わりたいと思います。
この記事が、少しだけでも誰かの助けになっていれば幸いです。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!